テレビばっかり見てなさい!
「ぴーちく ぱーちく ぴーちく ぱーちく テレビばっかり見てなさい!」
もう30年以上前になるんだ。1984年ロサンゼルスオリンピックが開催された夏。
わたしは3つ上の兄と2人で母親の実家で夏休みのほとんど、ほぼ2カ月を過ごした。
避暑地とはいえ外は暑い。扇風機の回る居間に戻るとテレビから頻繁にきこえてきたのがこのキャッチフレーズだ。いまでもずっと耳に残っている。TV局の宣伝でよく流 れていた。
開会式ではSF映画さながらジェット噴射で空を人が飛んでいた。通称ロケットマン。
印象的だったのは陸上カール・ルイス、体操の森末信二、そして柔道の山下。ああ懐かしい、テーマソングも頭に響き渡る。
祖父と祖母、一緒に過ごしたあの場所にわが子も連れて行きたい。・・・
祖父は子供が生まれる前に亡くなった。そして3・11が起きた。山沿いの為、津波の被害はなかった。ただ汚染の為、芝生ははがされ山菜、キノコ、畑の野菜は食べられなくなった。隣町は避難区域、残された祖母は、孫は連れてきたら駄目だと・・・
もう一度、あの野山で童心に戻って走り回りたい。あの日のあの場所を記憶にしっかり残しておこう。お兄ちゃんといっぱい遊んだあのふるさとを。
わが子にどんなふるさとを残せるだろうか。いま4歳、東京オリンピックはどんな記憶に残るのだろう。いい思い出をいっぱい残してあげたい。
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